高血圧治療法

高血圧の治療法には食事療法や運動療法などの生活習慣の改善を行うもの、降圧剤によって高血圧を緩和する薬物療法があります。降圧剤を使った治療法の場合は、薬の服用を途中でやめないように注意しましょう。

高血圧の治療には、生活習慣を改善していく方法と降圧剤を使った薬物治療法に大きく分けることができます。

そんなに高血圧が進行していない場合や合併症などが認められない場合には生活習慣の改善から治療が開始されます。

また、高血圧の亢進状況が甚だしいと医師が判断した場合などは最初から薬物治療法、つまり降圧剤が処方されることもあります。

私は、だいぶ手遅れの状態で治療を開始しましたので最初から降圧剤による治療法を余儀なくされました。

高血圧が気になりだしたら放置しておかないで早めに内科を受診しましょう。

生活習慣改善の基本は、なんといっても食事と運動です。

食塩の過剰摂取と摂取エネルギー方には特に留意する必要があります。

旨み成分を含む動物性脂肪には飽和脂肪酸やコレステロールがたくさん含まれているので控えめにしましょう。

逆に食塩を排出してくれるカリウムを豊富に含む野菜や果物などは積極的に摂るように努めます。

また、少し大変ですがタバコを吸う方は禁煙できるように努力しましょう。

タバコは交感神経を緊張させて血管を収縮させますから、血圧には大敵です。

お酒の飲み過ぎにも注意してください。

たしなむ程度なら血圧を下げる効果もあるようですが、大量飲酒や休肝日を設けないアルコール漬けの生活などは高血圧の原因になります。

運動療法をする場合は、瞬発力を要求されるような「無酸素運動」はNGです。

息を止めて行う運動は血圧をあげてしまう要因になってしまいます。

散歩やウオーキングなどゆっくりと呼吸しながら行う「有酸素運動」を無理のない範囲で継続して行いましょう。

薬を使って強制的に血圧を下げる治療法です。

高血圧の程度やその方の年齢、合併症のあるなしにより、数ある降圧剤の中から医師の判断によってその方に最も合ったものが処方されます。

一種類の場合もあれば数種類を一回に服用する場合もあります。

ちなみに私が今飲んでいる降圧剤は「ブロプレス４錠」という薬です（以前はオルメテックの20ミリ錠でした）。

一回の診察で３カ月分をいただいて毎日１錠ずつ服用しています。

降圧剤を使った治療法の場合に目標とする血圧数値は、高齢者の場合は「上の血圧が140ミリHg未満で下が90ミリHg未満」、若い人の場合は「上の血圧が130ミリHg未満で下が85ミリHg未満」に設定されています。