高血圧の症状
いきなり結論を言ってしまいますが、高血圧の自覚症状は特別にありません。
症状もなく、いきなり心筋梗塞・狭心症などの心筋症や脳梗塞などの重篤な病状に突入する可能性があるのが高血圧症の怖いところです。
血圧が高いこと自体は特段恐ろしいことではありませんが、血圧が高くなることに起因するこれら命にかかわる合併症が高血圧症の怖いとこるですね。
症状も予告もなく、貴方の知らないところで高血圧がどんどん進行し、動脈硬化が進んでいくため高血圧のことを忍び寄る殺し屋・・・サイレントキラーと呼ぶ人もいるほどです。
巷では高血圧の症状として、肩こりや頭の重い感じ、頭痛や耳鳴り、吐気などが取り上げられることもありますが、その原因は高血圧に端を発するものなのか、よる年波によるものなのか、はたまた違う原因によるものか原因の特定は不可能でしょう。
したがって、症状などで安易に高血圧いかんを判断せずに、家庭において定期的に血圧を測って記録することをおすすめします。
とくに、高血圧が気になりだした人は高血圧を判断する基準は「血圧が高い」ことだと考えてください。
また、職場などでの健康診断も大変重要です。
血圧が高いと指摘され、精密検査を要請されたらおっくうがらずに必ず受診しましょう。
血圧は常に変化しますから、検査時に高血圧を指摘されても、その後血圧が安定して小春日和が続く場合があります。
私の場合がまさにそうでした。
健康診断で2年連続高血圧を指摘されましたが、次の健康診断時には血圧が正常だったため「前の診断は気にしなくてもいかな」とつい油断してしまったようです。
高血圧に限っては、自分で判断する自覚症状はあまり当てにならないものだと考えてください。
年齢にもよりますが、定期的に血圧を記録して上の血圧が140、下が90を超えるようになったら、後で後悔しないように必ず病院に行って検査を受けましょう。
高血圧のツケは症状もなくいきなりやってくることをくれぐれもお忘れなく。