高血圧と外食
せっかく、普段の食生活で、緻密なカロリー計算のもとに、動物性脂肪や塩分の取りすぎに気をつけて、高血圧の治療に精を出していても、いざ、外食となるととたんに自分に寛大になり過ぎて、食事制限のタガを外してしまう方もなかにはいるようです。
貴方も、親しい仲間と旅行やゴルフに出かけたりした時に、同席した人と同じものを注文した経験はありませんか?このように外食は普段の環境と違って、周囲に対する気遣いや触れ合いなども考慮しなければならなくなるため、食事制限も一筋縄ではいかない場合がありますね。
外食による食事制限の失敗は、開放感から来る精神的な要因に起因する部分も多いので、容易に解決できる問題ではないでしょうが、私が気をつけている外食時の心がけをお話させていただきますので、よろしければ参考になさってください。
高血圧症者の外食時留意点
@ラーメンなど麺類の場合は、塩分は主にスープに含まれていますから、スープは飲み込まずに残します。
A肉類の脂肪分には、飽和脂肪酸が含まれていますから食べてしまわないように。
同じ肉でも豚や牛より鶏の方が脂質が少ないので低カロリーです。
また肉類よりも魚類の方がカロリーが少なく、青み魚にはコレステロールを減らす不飽和脂肪酸も含まれていますから利用されてはいかがでしょうか。
ただし、残念ながら、寿司ネタに良くあうマグロにはカロリーが多く含まれているので、寿司屋で「トロ!」はやめておきましょう。
B肉や魚ばかりではなく生野菜もたっぷり取りましょう。
Cできることなら、味付けの濃いものは極力避けたほうが無難です。
また、食卓円や醤油など塩分を含むものはなるべく使わないように、使うとしても食べて味を確かめてから利用しましょう。
D一般に和食には塩分が多く含まれています。
また、洋食は和食に比べて塩分は少ないのですが、動物性脂肪が気になりますね。
どうしても気になる方は、お店の人に事情を話して、カロリー量や塩分量を教えてもらってもいいと思います。