妊娠高血圧
妊娠高血圧症とは、妊娠してから高血圧症と尿タンパク異常を合併する、若しくはその内のどちらかの症状が現れる病気です。
以前、妊娠高血圧症は妊娠中毒症と呼ばれ、上記の症状の他に浮腫みもこの病を構成する因子の一つとして列記されていましたが、その後、産婦人科学会によって浮腫みは誘因から除外されました。
妊娠後期には俗に「つわり」と呼ばれている辛い症状を伴いますが、妊娠高血圧症もこのつわりと同じような症状を伴うため、以前はこの病の発見が遅れることもしばしあったそうです。
医療機関での検診では、最高血圧が140mmHg以上で最低血圧が90mmHg、そして尿タンパク値は30mg/dl以上・・・・で妊娠高血圧症と診断されるようです。
妊娠高血圧症にかかりやすいのは妊娠8か月過ぎの妊娠後期の場合が多いようですが、この時期はつわりを頻繁に訴えるころでもあり、つわりと勘違いして適当な治療を受けずに症状が悪化してしまうケースもでてくるとか。
妊娠高血圧症は、家族の中に同様の病を発症した人がいる場合や肥満、ストレスなどもその誘因になると言われていますから、不安な方はこの病に的を絞って検査を受けられることをお勧めします。
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